- 特長・概略
- 山に自生する他、街路樹や庭木としても人気が高いケヤキ。平均的な高さは20〜25m。花は淡色緑色。秋には紅葉し、人々の目を楽しませてくれます。
神社仏閣や日本家屋の建築用材としてつかわれることも多く、なじみのある銘木です。伐採後の乾燥中は、反り幅が大きく、実際に使用するまでには何年も寝かす必要があります。 - 商品として出来上がった時の特長
- ケヤキの商品の中で特に際立つのは、その木目の美しさ。強度や堅さにも申し分がなく、家具などの大型物からうつわなどの小型物まで、幅広くつかわれています。磨くことでうつくしい光沢があらわれる点も特徴のひとつです。
- 特長・概略
- 山地、特に谷間のような適度に湿気がある土壌を好むトチノキ。高さ25m、直径1mを超えることが多いです。また葉自体も大きく、枝が横に広がる独特の風貌があります。
- 商品として出来上がった時の特長
- トチは、まっすぐ伸びる木ではありません。そのため変化に富んだ杢目が出やすくなります。また比較的軽い木質のため、しっくり手になじみやすい特徴もあります。軽い反面、欠けやへこみが起きることもありますが、それもまたひとつの味わいです。
- 特長・概略
- 日本固有種のスギ。自生しているスギのほか、植林も多く、細長く直立するように成長することが一般的です。その形状から工作しやすく、古くから重宝されていました。また独特の香りを持つ木として、香りづけとしても使われています。
- 商品として出来上がった時の特長
- 木目の美しさにやわらかさを併せ持つスギ。特性を活かすため、薄く削って使われることが多いです。曲げわっぱやおひつのような商品には、特にスギの良さが活きます。
- 特長・概略
- 日本と台湾にのみ分布しているヒノキ。建築材の中では最高品質として人気の木です。大きなものであれば50mを超えることもあり、古くからの日本建築にも多用されています。木材としての加工のしやすさも特徴のひとつです。
- 商品として出来上がった時の特長
- 美しい光沢とやさしい木目から、人気のあるヒノキ。アロマ効果をもたらす独特の香りがあり、耐久性、保存性も高い点が特徴です。
- 特長・概略
- 春の訪れを告げる役割を果たすなど、特に日本人になじみが深いさくらの木。
日本では観賞用として花を愛でることが多く、白色や薄紅色の花を咲かせ人々の目を楽しませてくれます。強度があり湿気にも比較的強いため、木材として利用されることも少なくありません。比較的落ち着いた木目が多い反面、節のまわりには栃に似た杢目があらわれることがあります。 - 商品として出来上がった時の特長
- きめ細やかさとやさしさを兼ね揃えたさくら、女性的な魅力を持つ木として人気があります。比較的強度があり丈夫な商品。また商品の大きさや加工方法にもよりますが、バラ科の植物ならではの甘い香りが感じられることもあります。
- 特長・概略
- ブナ科の落葉果樹であるクリの木。木の高さは、10mを超えることが一般的です。9月から10月にかけ、いがに入った栗の実が落下します。栗の実は縄文時代の主食として、木材は建築材と燃料材として使われていたほど、歴史が深い木です。
- 商品として出来上がった時の特長
- ずっしりとした重さと、堅さが特徴のクリ。水にも強く、栗の実のような色合いを持つことからうつわや木工製品としての人気も高めです。