タモの杢
先週、地元の銘木店でタモの一枚板を購入しました。
一枚板材はあまり買わないのですが、このタモは一枚の板の中に泡杢・玉杢・縮杢・波杢が隅から隅ま
でぎっちり散りばめられています。
皮付きの(120×60×6㎝)乾燥材です。プレーナーで少し削って家に入れましたが、小振りながら
迫力があります。
杢はなぜ生まれるのでしょうか?それは、何十トンから何百トンにもなる巨体の自重と、育つ環境に左右され、枝や葉が多くなるにしたがい、風や雪の影響を受けやすくなり、木はバランスを保とうとし、木の内部に働く力を表面全体に均一に分散させるように、内部の細胞の生長をコントロールするのだそうですが、長くの年月を雨や風、雪の重みにも、耐えてきた証がこの景色を生み出すのでしょうね。
良い景色しています。この木自体が作品であり、何も手を加えない方がいいのかもしれません。
☆昨日からククサ作りが始まりました。一番時間がかかり大変なんですが、需要がある以上やめるわけ
にはいきません。桜と胡桃材で数個彫り上げました。昼から漆を塗ってみます。
完成したらHPにアップします。