樹齢100年の柿の木
ここは鈴鹿山脈北部の霊仙山麓に位置する多賀町河内。
鍾乳洞で有名な河内風穴からまだ3㎞ほど登った芹川上流です。
知人から、以前住んでいた地に大きな渋柿があり、今もあれば伐採してもいいよ!
との承諾を得て現場に着くと周りは雪景色、胴回り70㎝高さ6m、樹齢百年越えの
巨木がありました。根っこから洞(うろ)が入っていたので嫌な予感がしたのですが
御酒と御塩で清めてからチェンソーで切り倒すと、予想通り中は腐りで洞がポッカリ。
胴の部位を何か所か輪切りにしていくと少し使えそうなところがありました!
約1mほどの部位が完全な状態であり、現場で縦割りにして作業終了。
工房に持ち帰り、成型して乾燥開始です。
朽ちる寸前ではありますが、まだ命のある木を伐採する時は複雑な思いです。
この材を使って、あと何十年も残る作品にしたいものです。
本当に希少で貴重な黒柿、spotさんありがとうございました。